当財団の緑の講座を受講した方のアンケートに、「植物の名前をもっと覚えたい」
といったご意見を毎年いただきます。
どうしたら植物を見分けられるのか? どうすれば名前を覚えることができるのか?
そんな初めて植物を学ぶ方を対象とした「まあまあわかる!?市川キリ子の植物観察スタートガイド」を
フォローアップ研修会Ⅰとして開催しました!
一言で植物といっても範囲が広すぎるため、今回は樹木に焦点をあてて学んでいきます。
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講師を務めてくださったのは、生物分類技能検定2級(植物部門)を有し、
市川市内の3つの里山ボランティア団体に所属している市川キリ子さん(左)。
(右はアシスタントの市川ブナオさん)
この日のために専門家の意見を取り入れた渾身の資料で講義を進めます。
今回の対象は「市川の緑地を知るボランティア体験教室」の19期生と
森の交流会のボランティアメンバー、総勢14名が参加しました。
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まずは、葉っぱの見分け方クイズ。形が違うと思う葉っぱを5枚集めてキリ子チェック!
違うと思って集めてきたのに、実は同じ木の葉っぱと分かり驚く人も。
さらに、市川に多いコナラやイヌシデに関するペーパークイズにも挑戦。
知っていそうで、意外と知らないことも!?
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そして、植物検索表を手にいよいよフィールドワークへ。
この木は針葉樹? 広葉樹? 落葉樹か常緑樹か? 葉の付き方は互生? 対生?
1人1人、樹木を確認しながら樹木を見極めるトレーニングをしていきます。
間違えてしまっても、何度も何度も繰り返しトレーニングすることが重要だと学びました。
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約1時間のフィールドワークを経て、皆さん徐々に木の見分け方が身に付いきたようです。
しかし、植物観察は一朝一夕で出来るものではなく、長い時間をかけて、
繰り返し観察していくことが大切だと教わりました。
今回の研修会が植物観察ライフの第一歩になってくれたらうれしく思います。
(会場:市川大野の森 協力:市川山季の会)